ページトップへもどる

『キモチはオトに、変えられる』プロミュージシャン直伝の音楽教室
『キモチはオトに、変えられる』

プロミュージシャン直伝の音楽教室

【譜面&音源で解説】4弦ベースで多弦ベース曲をコピーするためのノウハウ

最近のボカロやアニソン、メタルなど、多弦ベースを使⽤した楽曲は、年々増えているように感じます。
通常の4弦ベースでは出ない、ローの迫⼒、質感はとてもかっこ良いの
ですが、
4弦しか持ってない初⼼者にとっては、コピーし⾟いしアレンジしてもなんだかしっくり来ない、という悩みがつきもの。

そんな悩める初心者ベーシストのために、今回は多弦ベース曲を4弦ベースでコピーするための攻略法を伝授します!!

①そのままオクターブ上げる

⼀部のコードだけ⾳程が低い場合、その⾳だけオクターブ上げます。
これは分かりやすい
ですね。違和感なく弾けると思います。


Ex.1  5弦

Ex.1  4弦

 

②ルート⾳だけオクターブ上げる

ルート⾳以外が4弦ベースで弾ける⾳域なら、
そのルート⾳だけをオクターブ上げましょ
う。こちらもよくやる⽅法です。


Ex.2  5弦

Ex.2  4弦

 

③フレーズを区切ってオクターブ上げる

4弦ベースで弾ける⾳域でも、リフになっている場合、フレーズの区切りまでオクターブ上げます。
⾃然なベースラインになるよう、気を付けましょう。


Ex.3  5弦

Ex.3  4弦

④単純に全てをオクターブ上げる

複雑なフレーズの場合、そのまま全てをオクターブ上げて弾きましょう。
左⼿運指の形は変わらないので、難しくは無いですが、⾳域⾃体が⾼くなるので、
フレー
ズによっては低⾳が薄くなってしまいます。


Ex.4  5弦

Ex.4  4弦

 

➄オクターバーの使⽤

オクターバーを使って、1オクターブ下の⾳を⾜します。
実際弾く⾳と同時に、1オクター
ブ下の⾳も鳴っているので、低⾳の薄さ、軽さは感じません。
ただ、オクターブ下の⾳量
を上げ過ぎないよう注意しましょう。
オクターバーを持ってない⼈は、、、買ってくださ
い。(笑)


Ex.5


低⾳の迫⼒が増しました!


BossのOC-2、筆者が⻑年使ってる愛⽤のオクターバー。
2オクターブ下は出さな
いセッティング。

created by Rinker
¥19,800 (2024/11/25 06:08:17時点 楽天市場調べ-詳細)

⑥ドロップチューニング

多弦ベース曲でも、4弦ベースのチューニング⾃体を下げて再現できます。半⾳下げはよくありますが、

全弦1⾳下げると(4弦からD-G-C-F)、ローDまではコピー可能です。
4弦だ
け⼀⾳下げる「ドロップDチューニング(4弦からD-A-D-G)」、
ここから更に全弦半⾳下げ
る「ドロップC#チューニング(4弦からC#-G#-C#-F#)」という⽅法もあります。


※チューニングを変えるのは、⼿間も掛かるし、
ライブでは、ベースの持ち変えも必要
だったりで、あまり現実的ではない場合が多いです。

⑦4弦ベースより⾼い⾳域の場合

ソロフレーズなど、4弦の⾳域より⾼い場合、そのままオクターブ下げて弾きましょう。
ポジション移動が⼤きくなる場合もあるので、無理せず、⾳数を減らすなど、対処しましょう。

まとめ

「4弦ベースで多弦ベース曲をアレンジするコツ。」いかがだったでしょうか??
この記事を書きながら、初めて5弦ベースを買った時の、あの、なんとも⾔えない優越感を思い出しました(笑)。
当時、5、6弦ベースを弾いてるベーシストはそれだけで上級者に
⾒えたものです。

多弦ベースと4弦ベース、もちろん優劣もないし、それぞれに良さがあります。
4弦開放
のEをドーンッ!と鳴らすなら、やはり4弦ベースの⽅がパワー感があって良いし、
多弦
ベースの⾳域の広さは、コード弾きやソロフレーズも弾きやすく、低⾳の迫⼒も充分で、
様々なジャンル、フレーズに対応できます。

よって、筆者はその時々で4弦と5弦を使い分けています。6弦は、その昔使っていた時期もありましたが、
プレイスタイル的にハイC弦を使う機会
がないので、もう何年も使っておりません。
今だに1本だけ持っていますが、、、。


ほぼ使っていないFERNANDES製6弦ベース。

また、元々4弦ベースのチューニングを下げている曲は、多弦を使うより、
4弦を同じ
チューニングにした⽅が、コピーしやすいし、弾きやすいと思います。

ということで、上記のアレンジ⽅法がどうしてもしっくり来ない、
やはり雰囲気が変わっ
てしまう時は、、、

筆者なら、、、

さっさと5弦ベースに持ち替えます!!(笑)


愛⽤のESP製5弦ベース。

この記事を読んだ方にオススメ

古谷 圭介

横浜国立大学経営学部卒 大学在学中に本格的にベースを始め、ダブルスクールでESP学園に入学。

卒業後は、バンド活動やアーティストのライブサポート、レコーディングを行い、 現在も、数多くのサポートやセッション活動、アレンジなど、多方面で活動中。

ROCKを中心としながらも様々なジャンルをこなすベーシスト。

★ライブサポート、レコーディング、TV収録等参加歴 藤木直人、米倉千尋、Kinki Kids、堂本光一、田村直美、吉田仁美、アイドルマス ター、Live.5pb、寺田恵子、LONEL Y↑D、アイドル教室、雪乃、Salley、パクシ フ、大橋彩香、他多数。

古谷 圭介先生のレッスンはこちら

関連する記事を見る

オトノミチシルベロゴ

豊富な講師陣による充実のマンツーマンレッスン

  • 西野カナ、NMB48への楽曲提供や人気ゲーム「スプラトゥーン」のアオリ役の声優を担当するなど活躍中!

  • 20年近くの講師活動で培ったノウハウを活用し、科学的事実に基づいたレッスンを信条としています。

その他、実力派講師が多数在籍!

  • ポイント1.自由な予約システム
  • ポイント2.シンプルな料金体系
  • ポイント3.イベントで繋がる

レッスン料金のご案内

  • マンツーマンレッスン
  • グループレッスン

とってもお得♪2つのキャンペーンを実施中!

  • 体験受講料キャッシュバックキャンペーン
  • お知らせ・キャンペーン情報
体験レッスンのお申込みはこちら

COPYRIGHT © 2017 MUSIC SCHOOL OTONOMICHISHIRUBE ALL RIGHTS RESERVED.