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『キモチはオトに、変えられる』プロミュージシャン直伝の音楽教室
『キモチはオトに、変えられる』

プロミュージシャン直伝の音楽教室

【プレべ×ジャズべ企画①】プレべとの出会いからその想いまで存分に語ります!【プレべ編】

■自己紹介〜
今日はプレベ(プレシジョンベース)についての愛を語ります■

みなさんこんにちは、ベース講師のMIYAです!

オトノミチシルベブログでは初めましてですね。

本日は僕が大好きな「プレシジョンベース」
通称「プレベ」について、
愛を持って存分に語りたいと思います!

 

■プレベとの出会い■

それは高校1年生の冬休み。

人生初バイトだったファミレスでのバイト代を握りしめ、
地下鉄御堂筋線に乗って大阪ミナミの楽器屋さんへ。

そこで運命的な出会いをしたのが、
このFender Japanのプレベ

ショーケースに並んだこの子と目が合った時のワクワク感、
そして手汗をかきながら試奏をさせてもらった緊張感、
ベースを抱えて乗った帰りの地下鉄での幸福感、
今でも全て鮮明に覚えています。

当時は楽器の事なんか一切わからなかったので、
ほんとこの子に決めたのは直感のみ。

結局高校時代は、この子一筋で貫き通しました。

そしてその後現在に至るまで、
色んなベースとの出会いと別れを繰り返していますが、
このプレベ君だけは今でも色んな現場で弾き続けている
大切な1本として活躍してくれています。

今となっては高校生の頃のような想いや
体験込みで楽器を手に入れる、
という事はもはや出来ないので
この子を弾くといつでも
高校生の頃の感覚に戻れる自分がいて、
ほんと一生共にするんだろうな、と思ってます。

 

■愛機の紹介■

僕が現在所有しているプレベは4本。

 

まずは上述のFender Japan君


僕はモータウンの伝説的なベーシスト、

ジェームスジェマーソンが大好きなので、
見た目も音色もジェマーソンサウンドが
出せるようなセッティングにしています。

ブリッジフェンス等の見た目も激シブで、
一晩中眺めてても飽きないですね。

憧れのプレーヤーの真似をする、
なりきる事も大切な練習の一部だと思うので、
大好きなジェマーソンになりきらせてくれる、
大好きな1本です。

 

そしてもう一本はCrews Maniac Sound君。

プレベと言えばパンクロック、
パンクロックと言えばシドヴィシャス、
シドと言えばオリンピックホワイトのプレベ、
という事でパンクロックマナーな見た目が
超絶いい感じです。

こちらはピックでも指でも
ゴリゴリ弾けるセッティングにしていて、
プレベ感を120%堪能できる所が
大好きな1本です。

 

後の2本は1990年製Fender Japanの
アコースティックベース

フレッテッドとフレットレス仕様ですが、
ナイロン弦を張っている事もあり、
非常にウォームで温かく、
すべてを包み込むサウンドが最高です。

どちらもアコースティックライブで主に使っていて、
弾いてる自分が心地よくなり過ぎて、
寝てしまいそうになるくらい…、最高な子たちです。

この4本共に総じて言えるのが、
「音色が唯一無二で個性的!」
プレベの良さはこれに尽きると思います。

 

■プレベを使ったスタジオ常設アンプのオススメセッティング■

プレベの良さは何といっても「無骨さ」。

その暴れ馬のような独特な音色が、
アンサンブルの中でひときわ存在感を放ってくれます。

それぞれの奏法に合った僕なりのオススメセッティングを
さらっと解説してみたいと思います。

 

・指弾きの場合
プレベは基本的にとってもヌケのいい音色なので、
EQはすべて「フラット」からスタートするのがオススメです。

その上で、足りないもしくは出過ぎかな?
と感じた帯域を微調整すると
プレベ本来の音色を存分に楽しめると思います。

 

・スラップの場合
ローとハイをブーストしてミドルを下げる、
いわゆる「ドンシャリ」サウンドがオススメです。

プレベでのスラップのプルは、
ジャズベとは違った独特なイナタさがあるので、
「ンペッ!」という感じになるよう、
トレブルを調整してあげるのがコツです。

 

・ピック弾きの場合
プレベのピック弾きはゴリゴリと弾きたいので、
Gainを上げて歪ませたサウンドがオススメです。

プレベは歪ませても音像がボヤけない
独特なアタック感があるので、
一度歪みの気持ちよさを覚えると、
病みつきになる事間違いなしw。

ただし歪ませて爆音が過ぎると
ギタリストと音で喧嘩してしまう、
ボーカルに歌いにくいと言われてしまう、
アパートの隣の住人から壁ドンされる、
等々各方面から苦情が来る可能性があるので…、
バランス感には注意しましょう!

 

■プレベの名手紹介■

世の中には素晴らしいベーシストの方々が
それはそれはめちゃくちゃいらっしゃいますが、
ここでは僕の独断と偏見による、
プレベの名手を3名ご紹介したいと思います。

 

・ハマ・オカモト

日本のベーシストでプレベ、と想像すると
僕が真っ先に思い付くのが彼。

自身のバンドOKAMOTO’Sでの活躍のみならず、
色んなアーティストの楽曲にベーシストとして参加しています。

中でも特筆すべきは、やはり2016年に日本中を席捲した
星野源の「恋」での演奏。

日本中がハマ氏のプレベから生み出される極上のグルーヴで
恋ダンスを踊り狂っていた、
と考えるとプレベ好きとしては胸熱過ぎます。

ハマ・オカモト
Twitter Instagram 
OKAMOTO’S OFFICIAL WEBSITE

 


・ウエノコウジ

伝説のバンドTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのベーシストを経て、
現在はthe HIATUS、Radio Caroline等のメンバーとして活動中。

僕にプレベピック弾きのカッコよさを教えてくれた張本人です。

この曲のイントロとか、もう痺れまくりですよね。

ピック弾きでゴリゴリとプレベを弾き倒す姿に憧れ、
当時高校生だった僕は夜な夜な自室で
ウエノコウジ氏ごっこをしていたのは、今ではいい想い出です…

THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
universal music japan Youtube

the HIATUS
the HIATUS OFFICIAL WEBSITE Youtube

Radio Caroline
日本コロムビア Twitter

 


・ジェームス ジェマーソン

言わずと知れた世界的レジェンドプレイヤー。

僕もめちゃくちゃ影響を受けてます。

1960年代~70年前半を中心に活躍していたので、
演奏動画はあまり見かけないのですが、
上記はほんと貴重な映像ですね。

What’s Going On、いつ聴いても超名曲だなー。

そしてこの曲、僕も学生時代に死ぬほどコピーしました。

歌メロよりも歌ってるベースライン、
でも歌の邪魔は一切せずにあくまで脇役、
グルーヴ感もアンサンブルでの立ち位置も抜群、
ベーシストとして理想の演奏スタイルの一つだと思います。

ジェームス・ジェマーソン
Wikipedia

 

彼ら3人のこのサウンドはプレベの個性的な音色を
個人の個性に昇華している、
そんな素晴らしいサウンドですよね。

他にも挙げればほんときりがないくらい、
プレベ弾きで大好きなベーシストはたくさんいます。

なので、プレベが無かったら今現在の世界中の音楽から、
「グルーヴ」という概念の一部がすっぽり抜けてしまっている、
という可能性も否定できない、と言っても過言ではない
そんな大事な楽器だと思っています。

 

■まとめ■

という訳で色々語ってきましたが、
いわゆるオールラウンダーと言われる「ジャズベ」に比べると、
プレベは本当に個性の固まり。

多様性が重視される現代の世の中で、
プレベの個性的な存在感は非常に貴重な存在で、
今後もプレベでしか表現できないような
素晴らしいベースラインがどんどん生み出される事だと思います。

僕も少しでもその一翼を担えるよう
これからも音楽活動をして行きたいですし、
このブログを読んでいる皆さんも是非プレベを手に取って、
独特な個性の沼に落ちてもらえれば、
と切に願っています!

MIYA

中学3年の時に「低音が好き」という理由でベースを始める。

数々のバンド活動を経て、03年に「RHYMESCIENTIST」に加入。 関西で精力的に活動し、06年にポニーキャニオンよりメジャーデビュー、計3枚のCDをリリース。 様々なジャンルを取り入れ、それを消化した完成度の高いパフォーマンス、バンドの肝となるグルーヴ感でバンドを支え、各方面から高評価を得る。

その後、バンドを脱退後08年初頭に上京。 ベーシストとしてメジャー・インディーズを問わず、 数々のアーティストのライブ・レコーディングでのサポートをこなし、そのプレイが評価される。 また、アンサンブルを俯瞰でとらえるベーシストという立ち位置を生かした バンドマスターとしての評価も高く、各現場からの信頼も厚い。

そして、バンド時代から行っている豊富なDTMの知識、経験及び音楽的な読解力を活かし、 バンドマスター現場ではマニピュレーターも兼任することがあり、 的を得た効率的な作業と音楽的なデータの整理、アレンジも得意としている。 現在も様々な現場で日々、グッドミュージックを奏でるために活動中。

レッスンについても、個人レッスンや音楽スクールでの指導で、 始めたばかりの初心者の方からプロ志向の上級者の方まで、200名以上の方々への指導経験あり。 生徒様個人個人のご要望や目的に沿った、ピンポイントなレッスンには定評がある。

~ライブ・レコーディング参加アーティスト(敬称略、50音順)~ AZU、 上原さくら、 ウルフルケイスケ (ウルフルズ)、 及川光博、 河村隆一、奇妙礼太郎、 クハラカズユキ (The Birthday)、 SALU、 島爺、 TEAM SHACHI、 神宮司治 (レミオロメン)、 Skoop On Somebody、 Da-iCE、 chay、 Hilcrhyme、 Becky♪#、 BENI、 BONNIE PINK、 Ms.OOJA、山本淳一 (ex光GENJI)、 吉田山田、 米倉利紀、 ...etc

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