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『キモチはオトに、変えられる』プロミュージシャン直伝の音楽教室
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ギター初心者必見!簡単に弾けるおすすめコード一覧と楽曲紹介

ギターを始めるにあたり、コードを練習することはとても大切です。コードを覚えることで、曲を演奏することができるようになります。ただ、ギター初心者にとってはどのコードを覚えたらいいのか分からなかったり、指が痛くて練習するのが辛かったりすることもあるかもしれません。そこで、この記事では初心者でも簡単に弾けるおすすめのギターコードを紹介していきます!是非、コードの練習に取り組んでギター演奏の基礎を固めていきましょう。

ギターコードの基礎知識について

ギター初心者にとってコードとは何か、どのように弾けばいいのか、とてもわかりにくいものかもしれません。コードは、3つ以上の音を同時に鳴らした和音のことです。ギターでは、弦を指で押さえることで複数の音を同時に鳴らしてコードを奏でます。

コードの押さえ方(コードフォーム)は、『コードダイアグラム』というもので表現されます。コードダイアグラムにはギターの弦とフレットの番号、そしてどの弦の何フレット目に指を置くかを示す丸が書かれています。

下図は比較的簡単な押さえ方である『オープンコード』の中でも基本とも言える『Cメジャー(略して『C』とも)』の押さえ方を示したコードダイアグラムです。

横の線が弦を表している。下から最も太い6弦、一番上が最も細い1弦。
縦の線はフレットとよばれるネックに打たれた金属の棒を表し、上にある番号はフレットの位置を示す。
左の◯は押さえていない状態で鳴らす弦、×は鳴らさないようにする弦であることを示している。

一概に『コード』といっても指している意味が異なることがありますので、まずは大きく2つの分類について説明します。

ひとつはメジャー、マイナー、7thのといった和音の『響き方による違い』での分類です。ここで挙げた3つはどれも最も基本的なもので、メジャーは明るくポップな印象を与える一方、マイナーは暗くしっとりとした雰囲気を醸し出します。7thは、より深みのある音を奏で、ジャズやブルースなどのジャンルでよく使用されます。
下の3つのコードを弾き比べて、響き方の違いを確認してみましょう。

もうひとつはオープンコードやバレーコードといった『コードフォーム(押さえ方)による違い』での分類です。オープンコードは1本の弦に対して1本の指のみで押さえたり、押さえないまま鳴らす弦を含んだコードフォームです。対してバレーコードは1本の指で複数の弦を押さえるコードフォームであり、Fのコードは多くの初心者が難しいと感じるバレーコードの代表です。

初心者でも弾きやすいコードを紹介

ここでは、パワーコードやオープンコードといった初心者でも比較的簡単に弾けるようなフォームのコードを紹介します。

まず、パワーコードとは主にロックやポップスで使われる太くて力強いサウンドが特徴のコードです。パワーコードはルート(根音)とその5度上の音を組み合わせた2音から形成されるコードで、どのポジションでも弾くことができます。ルート音とその5度音だけで構成されるため、指の配置がシンプルで弾きやすいので初心者の方には是非最初に覚えてもらいたいコードです。例えば、「C5」と表記されるCパワーコードは、5弦の3フレットと4弦の5フレットを押さえるだけで演奏できます。
通常は最も太い6弦とその隣の5弦、または5弦と4弦の2本を押さえることが多いです。どちらも下図のように一つフレットを飛ばしてそれぞれの弦を押さえれば立派なパワーコードになるので、このフォームは是非覚えておきましょう。

次に、オープンコードについてです。オープンコードは、開放弦(押さえていない弦)を含むコードで、初心者にとっても弾きやすいと言われています。C、G、D、A、Em、Am、Dmなどはオープンコードで押さえることのできるコードです。これらのコードは指の移動が少なく押さえる弦も少ないため、弾きやすさが抜群であるほか、様々な曲で使用されており基本的なコード進行を理解する上でも大変役立ちます。

これらのパワーコードやオープンコードといった弾きやすいコードを覚えることで、多くの曲に挑戦できるようになります。まずは指の力加減や押さえ方を意識しながら、各コードを丁寧に練習してみてください。

初めてコードを覚えるときは一つずつコードを覚えるだけではなく、コード進行と呼ばれる複数のコードを繋げた曲の形式を覚えることも重要です。具体的なコード進行については記事の下部で簡単に紹介していますのでぜひトライしてみてください。コツをつかむことができれば、どんどん上達していくのを感じられると思います。

コードチェンジの練習方法

コードチェンジは基本的でありながらもギター初心者にとっては難しいと感じることが多いテクニックです。しかし、適切な練習方法を取り入れればスムーズなコードチェンジが身につきます。ここでは、初心者に理解しやすく効果的な練習方法をご紹介します。

1.まずは、一つずつのコードを正確に押さえる練習をしましょう。指の位置や弦の押さえ方を確認しながら、音がきれいに鳴るように練習してください。

2.次に、2つのコード間のチェンジを繰り返し練習します。例えば、CとGのコードを交互に弾くことで、指の動きに慣れていきましょう。速度を徐々に上げることで、スムーズなコードチェンジが身につきます。

3.無理に速く弾かず、リズムを大切にして練習しましょう。メトロノームを使って一定のリズムでコードチェンジを行い、徐々に速度を上げていくと効果的です。

4.さまざまなコード進行を練習しましょう。様々な曲を試すことで、コードチェンジの幅が広がり、演奏力が向上します。

5.練習の際は、自分のペースで無理なく進めることが大切です。焦らず、コツコツと続けることが確実に上達していく上では大切です。

コードチェンジは練習を重ねることで上達します。焦らず、適切な練習方法で地道に練習し続ければ、プロのギタリストのようなスムーズなコードチェンジの習得に繋がります。楽しみながら練習を続けて、素晴らしい演奏を目指しましょう。

カポタストについて

カポタスト(略して「カポ」とも)は、ギターのフレット(弦を押さえる場所)に取り付けるクリップのような道具で、全ての弦を一度に押さえることができます。これにより、カポタストなしでは難しいコードでも簡単なフォームで鳴らすことができるほか、様々なキーの曲を演奏することが可能になります。

例えばCのコードを弾く場合、カポタストを2フレットに取り付けることでCのフォームのままDのコードとして演奏できます。これにより難しいコードフォームやバレーコードを避けることができ、初心者にも取り組みやすい演奏が可能となります。

また、カポタストを使うことで歌い手の声域に合わせたキーで演奏することが容易になります。歌手が歌いやすいキーで伴奏できるため、音楽の表現力が向上します。

カポタストの取り付け方は簡単です。弦を全て押さえる位置にカポタストをセットし、クリップを固定したりスクリューを締めたりするだけでOKです。取り付ける際はフレットのすぐ左(左利きの場合は逆)に設置し、弦の音が正確に出るように注意してください。

カポタストは初心者だけでなく、上級者にも大変便利なアイテムです。ぜひ練習の中で活用してみてください。カポタストを使いこなすことで、演奏できる曲の幅がグッと広がりますよ。

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簡単なコードを使って演奏可能な楽曲を紹介

これまでに紹介したコードとカポタストを駆使すれば、初心者でも簡単に弾ける楽曲がいくつもあります。

ここでは有名な楽曲をいくつか紹介します!

まず、「Let It Be」(ビートルズ)は、C・G・Am・Fのコード進行で成り立っており、初心者でも簡単に弾けます。曲中に出てくるFはバレーコードで押さえることが一般的ですが、初心者の方はCで代用してみましょう。これでも十分に楽しめるはずです。

ビートルズからもう一曲、「Ob La Di Ob La Da(オブラディオブラダ)」を紹介します。
この曲では C・D・G・Em というシンプルな4つのコードを使って弾くことができます。
原曲と同じキーで弾きたい場合は3フレットにカポをつけましょう。

弾き語り曲ではとてもポピュラーな「マリーゴールド」(あいみょん)を弾けるようになると、友達にも喜ばれるかも?
C・F・G・Am の4つのコードでサビを演奏することができます。難しいFのコードはDmやCに置き換えればオープンコードのみで簡単に弾くことができます。
2フレットにカポをつけると、原曲と同じキーで弾くことができます。

「いつかのメリークリスマス」(B’z)は是非アコースティックギターで弾き語りたい一曲です。
使用されているコードは C・CM7・D・Em・G・Am・Bm7 と初心者にとっては多いように見えますが、通常はバレーコードで押さえるBm7をDに置き換えると弾きやすいと思います。
最後のCM7はCのコードフォームから2弦を押さえている指を離せば、CM7のコードになります。

ここで紹介した楽曲は、初心者にも弾きやすいコードを使用しています。ここでは一部の難しいコードはカッコ( )内に記し、響きは多少異なりますが代わりとなる簡単なコードに置き換えることでさらに演奏しやすくなるよう紹介しています。まずは、指の位置や弾き方を確認しながら練習を重ねてみてください。慣れてくるとギターが楽しくなっていることに気がつくはずです。
さらに上達したい場合はバレーコードも含む元々のコードでもチャレンジしてみてください。

難しいコードも弾けるようになったら、他の有名なコード進行にも挑戦してみましょう。例えば、パッヘルベルの「カノン」や、椎名林檎さんの「丸の内サディスティック」などで使われるコード進行の仕方はそれぞれ「カノン進行」「丸サ進行」と呼ばれるほど有名で、同曲以外にも実は多くの曲で使われるコード進行なので覚えておくと大いに役立つでしょう。

おわりに

今回は初心者の方でも簡単に弾けるギターコードや楽曲、コードチェンジの練習方法、カポタストの使い方などを紹介しました。ギターは、上達のために継続的な練習が必要ですが、焦らず自分のペースで進めることが大切です。また、練習だけでなく、楽しむことも忘れずに。

今回紹介した簡単なコードを活用して、様々な楽曲に挑戦してみてください。音楽を楽しむことが上達への近道です。そして、自分自身との競争を大切にし、どんなに小さな進歩でも、それが積み重なることで大きな成果につながります。

ギターを始めたばかりの皆さんに、ぜひ忘れてほしくないことがあります。それは自分が昨日よりも成長しているかどうかを見つめることです。他人と比べることは、時には自分を追い込む原因となることがあります。大切なのは、自分の音楽を楽しむことです。続けていけば、やがて素晴らしい演奏ができるようになる日が来ます。

最後に、ギターの上達は日々の努力と継続が鍵となります。これからもギター演奏に励み、素晴らしい音楽を奏でることができるよう、頑張ってください。皆さんの音楽人生が充実したものとなることを心から願っています。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

他にもギターサウンドやプレイを魅力的にするノウハウを続々投稿予定です!
下記の記事もぜひ参考にしてくださいね!

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