【靴も楽器の一部です?】ドラマーがシューズを選ぶ際の基準は?
何を履いて叩く!?ドラムシューズについて考えてみよう。
皆さんは、ドラムを叩く時の履物には拘っていますか?
スニーカーを履く人
ブーツを履く人
裸足で叩く人
・・・様々な方がいらっしゃると思います。
今回は、今まで個人的に履いてきて、ドラムシューズとしてオススメできるスニーカーをご紹介します!
オススメNo.1!
ASAHI クーガー
僕も愛用のシューズ!ASAHIのクーガーです。
かつてはスティーヴ・ガッド氏やLOUDNESSの樋口宗孝氏も愛用していたシューズで、個人的には樋口氏に憧れて履き始めました。
いわゆる「カンフーシューズ」というジャンルの靴で、体育館履きとして用いられることも多い靴なのではないでしょうか。
ソールが薄く、とにかく軽いことが特徴。
裸足や靴下に近い感覚で、まるでペダルを足で直接掴んでいるかのような印象があります。
スライド奏法をする際にも程よいグリップ感で非常に踏みやすいです。
履き心地や踏み心地について限りなく近い感覚なのが、”上履き”をイメージしてもらうと良いと思います。
しかし、定期的に廃盤になってしまうのが玉に瑕。
購入できる時に買いだめしておくほど、お気に入りのシューズです。
完全に余談ですが、樋口宗孝氏ファンのドラマーの間では、「あそこにまだクーガーの在庫があるぞ!」と言う連絡が定期的に飛び交ったりします。笑
オシャレだし叩きやすく、ド定番!
CONVERSE ALL STAR
言わずと知れた名スニーカー、CONVERSE ALL STAR!
こちらもソールが薄めで非常に踏みやすいです。
僕自身、クーガーを手に入れるまで何年もこの靴で叩いていました。
ドラマーで言うと、MOTLEY CRUEのトミー・リー氏なんかがこの靴を履いていますね
クーガーや上履きは、とても踏みやすくてお気に入りなのですが、お世辞にも”カッコイイシューズ”とは言えません。笑
しかしオールスターはオシャレだし、カラーバリエーションも多いし、ハイカットやローカットといったスタイルも選べるし・・・
そういった意味でもとてもオススメできます。
こちらは、テレビ収録の仕事でどうしても黒いシューズを用意しなければならなくなった時に買ったもの。
クーガーに慣れてしまうと、オールスターのソールも厚く感じてしまい叩きづらかったです。
かつては神保彰氏モデルも存在!
New Balance M150
New Balance のM150というシューズも、かつてドラムシューズとして定番でした。
爪先側のソールが薄く、踵側が厚いデザインとなっているのがドラムにも理にかなっていたようです。
まず、爪先側のソールが薄くなっているので、ペダルをダイレクトに踏む感覚が得られます。
一方で踵側は分厚くなっているので、左足で踵でリズムを取りやすい靴なのです。
と、メリットについて書きましたが、正直この靴は僕には合わなくて、すぐにやめてしまいました。
踵から爪先にかけて傾斜がついているのがどうにも合わず、ソールが平らなオールスターやクーガーに落ち着いたワケです。
尚、神保彰氏も愛用していて、2007年にはシグネチャーモデルシューズも販売されていました!
神保氏のモデルはM150の形をベースに、同社のロードレース用モデル ”SUPER COMP”の細かいドット状のアウトソールをあしらっていました。
ドット状のソールはあらゆる方向にグリップ力を発揮することが魅力だったそうです。
結局、どれにすればいいの?
様々な種類のシューズを紹介してきましたが、結局どう選べば良いのか。
人それぞれ足の形も違うし、感覚も違うので一概にどれが良いとは言えませんが、
・ペダルを直接”踏んでいる感じ”がすることを好む人はソールが薄いものを。
・足の重さを活かし切りたい人はソールの分厚いものを。
といったところでしょうか。
1つ僕が重要だと思っているのが、いつでも手に入るか、買いだめしておけるモデルを選ぶことです。
気に入ったシューズに出会っても、廃盤になって手に入らなくなることも多々あります。
僕が愛用しているアサヒのクーガーは定期的に廃盤になっており手に入らない期間があるので、買いだめできる時には買いだめしています。笑
(今、また廃盤になっているようです・・・)
皆さんもこの記事を参考に、お気に入りのシューズを探してみてくださいね!
坂本拓矢
音楽の専門学校在学時よりプロとして活動を開始。
様々なアイドルグループのサポートやシンガーソングライターのサポートドラマーとしてライヴやレコーディングに参加。自身が所属したバンドでは、2019年にツタロックフェス、SUMMER SONICに出演。
2018年まではオトノミチシルベの講師としても活動をし、ドラムに興味を持った方々にドラムの楽しさを教える仕事に誇りを持って取り組んでいました。
ある時からIT企業でのマーケティング職に興味を持ち、思い切って転職。現在は地方創生に取り組む企業でマーケティング職に従事している異色の経歴を持ったドラマーです。