【ソルフェージュのススメ】オススメの聴音アプリ&教本を現役講師が紹介します!
ブログをご覧になっていただいてる皆様、こんにちは、今晩は!
オトノミチシルベ、キーボード科講師の小森谷です。
今回の記事は『ソルフェージュのススメ』と題しまして、おすすめのアプリや教本などあれこれ書いてみたいと思います。
ソルフェージュとは?
早速ですがソルフェージュという言葉。
改めてその意味を調べてみると、
『ソルフェージュ(フランス語: solfège)とは西洋音楽の学習において楽譜を読むことを中心とした基礎訓練のことである。そもそも音楽とは、音楽の三大要素と呼ばれるリズム、メロディー、ハーモニーなどが重なり合い出来ており、ソルフェージュとはこれらの要素一つ一つを強化するため「新曲視唱」「初見奏」「聴音」「楽典」を基礎から行うレッスンのことである。』
…なんだか難しそうな言葉が並んでいますが、どうか読者の皆様がこのブログを閉じないでいて下さることを願います(笑)
ということで、今回は特にこの中の『新曲視唱』(ざっくり言うと楽譜を見てドレミで歌う事)にスポットを当てて書いていきたいと思います。
おすすめのアプリ!
いざ練習に取り入れていくにあたり、定番の教本として「コールユンブンゲン」だとか「コンコーネ」とか、他諸々あるのですが、「ハードルが高そう…」と感じているそこの貴方におススメなのが、こちらの聴音アプリ!笑
自分のレッスンでも応用して使ったりしてます。
(2024年現在、アプリの配信が行われておりません。)
このアプリ、普段の移動の際など、声が出せない状況でも音当てゲーム感覚でやれるので、
暇潰しがてら音感がトレーニングできる優れ者!
もちろん歌える環境なら是非「ドレミ〜♪」と音程を口ずさんでみて、音程の開き(「インターバル」と呼びます)などを自分の声で確かめてみて下さい。
弾くだけではわからない発見が沢山あると思います。
アプリのAns.(answer)と照らし合わせると譜面書く練習にもなって、使い勝手も良いです。
探せばこの手のアプリもっと色々あるんだろうな。。昔はこういうの先生に弾いてもらった記憶あります。。
ほんとに便利な世の中になった!
これ最近の口癖です笑
おすすめの教本!
もう一つ。こちらはもっと本格的な感じですが、『Jazz Solfege』という教本。
これは実際、自分も日々の練習に取り入れています。
なかなか毎日やるというのも難しく、間が空く事もありますが、コツコツと続けてます。
余談ですが自分は「一年の計は元旦にあり」という先輩たちの有難いお言葉に乗っかり、去年の元旦より取組み始めました笑
こちら名前の通りジャズに特化した部分も確かに見受けられますが、ジャンルに関係なく理にかなったテーマを貫いていて、著者の考えに共感する部分も多く、自分には本当に良い練習になってます。
短いフレーズを移調して歌ったり、咄嗟の音の判断や耳コピが以前より早くなったかも??
なにより鍵盤だと直ぐに弾けるフレーズも、声に出すとこんなに難しいのかよ!って驚きや感覚。
ボーカルって凄いなって改めてリスペクトしてます!
自らソルフェージュをやる前は「知ったつもり」だったという事に気付いたんですね。。歌うことが色々な曲に向き合うときの、新しい視点の一つになった事が嬉しいです。
どんな事でも根気強く反復していく事が本当に大切です!
まとめ
最後に今回の簡単なまとめですが…
練習に気分が乗らない時は、あえて歌う事から入るとなんだかストレスの発散にもなったりして、自分の音痴加減に思わず吹き出してるうちに、気付けば楽しくなったりしてきます笑
もし音楽の迷子?になったら、そんな時こそソルフェージュがオススメです。歌うという音楽本来の根っ子に戻ってみるのも良いかもですね!
(これは半分自分に言い聞かせつつ。。笑)
自分は弾く事だけに囚われず歌う事を取り入れてから、相乗効果で良い事が沢山ありました。アドリブ等で自分の中でしっかり歌えてるフレーズを目標に、これからもマイペースに続けて行きます!
ではではまた次回のブログにて。
小森谷和歩
オトノミチシルベ キーボード科講師。
東邦音楽大学作曲学科卒業。
クラシックピアノの素養を活かしつつ、大学卒業後は様々な音楽関係の仕事に携りながら本格的にジャズピアノの勉強を始める。
現在アーティストサポートやバンド活動、自身の作曲をメインに都内近郊を中心とした演奏活動を行っている。