アウトドアでヴォーカリストのメンタルづくり!
こんにちは!
オトノミチシルベでヴォーカル&ギター&音楽理論&キャンプ科の講師を務めている
シンガーソングライター・河合一尚と申します。
今回は歌う上でのメンタル作りとして、キャンプがヴォーカリストにどんな良い影響を与えるのか、アウトドア大好き人間の河合一尚がたっぷりとお届け致します!
1.森林浴でリフレッシュ効果!
キャンプ場の多くは山や川、海の近くなど自然がいっぱいの中に作られています。
田舎オブ田舎の岐阜県に住む僕ですが、それでも山奥の森に一歩足を踏み入れると、そこはもう別世界。
植物の発する瑞々しいマイナスイオンが、肺を通して全身に満ち溢れてゆきます。
焚き火を囲んでバーベキューもよし、思い思いの時間を過ごしましょう。
2.非日常はアイデアの宝庫!
農業など自然を相手にお仕事されている方は別として、僕も日常生活では家から出てスタジオに行くまで土を踏むことがありません。
玄関からずっとアスファルトの道が続いています。
現代の日本において、舗装されていない道を歩く機会なんてそうそうないですよね。
唯一、毎朝のランニングで公園のグラウンドを走る際に踏むくらいで、自然の土を踏むことは滅多にないです。
これが大自然のど真ん中へ足を踏み入れると一変。
どれも目一杯に感じて受け取りたくなるものばかり。
無機質な刺激や多すぎる情報から五感を閉ざそうとするのが日常ならば、キャンプは五感を開く非日常です。
3.キャンプ料理でクリエイティブな時間
自然と触れ合い視覚・聴覚・触覚を満たしたならば、味覚・嗅覚も満たしてあげなければなりません。
やはりキャンプの醍醐味といえばアウトドア料理ですね。
普段キッチンで作るのとは全然勝手が違うので、初めてだと炭を起こすのもままならなかったりします。
慣れてきても、燻製などはその日の気温・湿度に左右されたりして上手くいったりいかなかったり。
しかしそうした失敗もまた楽しかったりします。
僕はソロキャンプはせず、いつも恋人か友人か講師仲間か生徒さんか、誰かしらと一緒に行くのですが、
失敗を共有して笑い合えるっていうのもなかなか貴重な経験だと思います。
一緒に作ったご飯を食べながら、日頃のアレコレや将来について語り合う。
4.焚き火を眺めて瞑想効果
キャンプというと夏のイメージがあるかも知れませんが、僕は冬キャンプが好きです。
その一番の理由が焚き火。
暖を取る為に薪を焚べては火を眺める。
ただそれだけの時間なのですが、この時間が一番好きだったりします。
実際に火の揺らめきは心を落ち着かせる効果があるとも言われており、優しく瞑想状態に誘ってくれます。
5.何もしないをしよう!
キャンプ場にはハンモックを吊るすのにちょうど良い間隔で木が植えられていることも多いですし、
最近では自立式のハンモックも売っています。穏やかな木漏れ日の中、ただただハンモックに揺られるという時間。
“何もしないをする”という究極の時間。
メンタルをリセットするにはこれ以上ない時間の使い方です。
おわりに
陽が落ちてのんびりしていたら何やらギターの音色が聞こえてきたので辿ってみると、
キャンプ場のオーナーが1人ライブを始めておりました。
しっかり客人用のギターも用意されていたのでセッション開始!
焚き火の音や薪を割る音も合わさって、極上の時間でした。
オーナー曰く「私は硬派なキャンプが好きでね、1人で細々やるのは好きじゃない。夜になったらみんなで火を囲んで音楽を奏でるのが本来のキャンプなんだよ。」
このあと音色につられて集まってきた他のキャンパーさんも一緒に、束の間のキャンプファイヤーを楽しんだのでした。
音楽って人と人とを繋いでくれる最高のツールだよなぁとつくづく感じます。
技術や知識だけでなく、こうした体験や生き方を生徒さんにも届けたいし共有したい。
講師として常々そんなことを想っています。
あなたの音楽ライフがますます輝きますように!
最後までお付き合い頂きありがとうございました!
河合 一尚
オトノミチシルベ ヴォーカル科、ギター科、作曲&音楽理論科講師。
シンガーソングライター、作詞・作曲・編曲家
13歳の時に兄からギターをもらったことがきっかけで音楽を始め、片っ端から音楽理論書を読みあさり、独学で作曲・編曲を勉強。ベース、ドラム、ピアノなどの楽器やDTMもこの頃から触り始める。
小・中学校での不登校、音楽活動の傍ら続けてきた学童保育指導員の仕事、東京のレコード会社での2年間の音楽活動、病による1年間の活動休止などを経て、現在は自主レーベルにてフリーに活動中。 自身のアーティスト活動の他に、これまでの経験を活かして下記の活動も行う。
●ボイストレーニング・ギター・作詞・作曲・編曲を教える音楽講師。
●作詞・作曲・編曲家としてアーティストや企業への楽曲提供。
●学校、福祉施設でのコンサートや講演会。
楽曲コンテストでの受賞歴・採用歴、ラジオ番組などへのゲスト出演多数あり。今の夢は、自主レーベルを更に大きくし、夢を持つ人が堂々と胸を張って夢を語れる文化を創ること。 自分自身が挫折をする度に誰かに救ってもらってきた経験から、今度は与える人になりたい。 音楽で、言葉で、授業で、人の背中を押してあげられる人でありたいという想いを胸に活動を続けている。